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難関企業に行けばいいという無責任さ

以前、駿台の就活ビジネスに関して感じた違和感をこちらの記事に書いてから、関係者だか第三者だか知りませんが、僕の記事に気を悪くした方からのコメントがいくつか見受けられます。

揚げ足取りだったり、見当違いだったり、あたかも権威からもの言うようで中身のないコメントなど。

建設的な議論でないコメントが来るのが面倒なので、このエントリで僕の就活に対する考えまとめてみようと思いますので、これを読んでから批判なりコメントなりをして頂ければと思います。




彼等の言い分はこうだ。

「ベンチャー企業・中小企業の多くがいい加減な経営を行っており、新卒で入社する価値はない。それに比べて大企業・難関企業は入るに値する。だから難関企業に関する面接対策、SPI対策、GD対策を提供するから、ひとまずブランドのある大企業に行け」

一見正論に見えるが、こちらの記事に書かれているように、こういう風潮は人を幸せにするとは思わない。


また、中小企業やベンチャー企業に関しては、こちらの記事のように、ずさんな経営状態の中小企業はたくさんありますが、こちらの記事のように大企業でもブラック企業、部署は少なからず存在します。

個別の事例を取って一般化するのはあまり賢いやり方とは言えません。

ただ確率的に言えば世間に名の知れた大企業の方がブラックである確率は低いでしょう。というか名の知れているので当たり前だろう。


さて、ここまでが前提。

その上で僕の意見はこうだ。


・大企業でもベンチャー企業でも、経営がずさんだったり組織風土の合わない会社には行くべきではない
・個人の成長という観点を考えたら、成長途中の優良ベンチャー企業の方が大企業よりも良い場合が多い
・本来大企業向きではない人が、学歴の呪縛に縛られ当たり前のように大企業に入って不幸になっている
・ブランドやスペックは大事。だけれど一流大学を出た時点でブランドは担保されており、そういう大学出の人間が企業にまでブランドを求めてもあまり意味がない



1点目は言うまでもないでしょう。大企業でも部署レベルでは経営がずさんだったり、上司が理不尽すぎたりと現場レベルでは多くの問題を抱えている。学部4年で就職した友人や、研究室の先輩などに嫌というほど聞いてるし、有名企業に入ったものの、そこに馴染めずに鬱になった友人もいる。

また、その会社が今後成長の余地がなければ、そんな環境でいくら頑張っても給料は上がらない。
バブルの時期に入社した年配の方が多いので、日本の年功序列型の給与体系においては、これまでのように年齢が上がれば給料が上がるのは幻想になりつつある。

だからお金よりももっと大事な問題、価値観や一緒に働く人などを見極めるべきだというのが僕の主張で、それは大企業だから、ベンチャーだから、という括りはなくて、フラットに見る目を養うべきです。



2点目に関して。僕は名も無いベンチャーに行けなんて行った覚えはないし、いつもある前提付きでベンチャーに行けって言ってる。それは、「優秀な経営者がいて、今後伸びる可能性の高い」という枕詞だ。

僕が実際に見たり経営者の方にお話を聞いたりした中では、ビービット・Speee・スカイライトコンサルティング・フリービット・ウインローダーなどとても良い会社だなと思ったし、これはベンチャーか言えるか分からないけど、DeNAとか楽天、イトクロ、GREE、サイバーエージェントなども個々の成長ということを考えたらこの上ない環境だと思う。

そしてこういう会社を知るにつれて、世の中には、知られていないだけど面白いことをやっている会社は沢山存在するんだという事実だった。

日本にも無数のベンチャー企業があって、そのうち90%は新卒で入る価値のない会社だというのは、同意する。けれども残りの10%、いや5%をうまく見極められれば、会社の成長フェーズに関われて非常に良い経験が出来ると思うのだ。

そしてそういった会社では多くの機会に恵まれ、それらは恐らく大企業で得られる経験よりも恐らく貴重でビジネスマンとして成長出来るだろう。個人の成長は制度の整った研修なんかではなく、ポジションが与えられて試行錯誤する中にあるのだ。

(もし個人の特性に合った優良ベンチャーを探したければ、トップ5パーセントを目指す学生のためのビジネススクール のGOODFINDの門を叩いてみることをお勧めします)


3点目に関しては、就活のジャーナリストである常見陽平氏も述べているように、今の就活によって不幸になっているのは、「難関大学に入ったから難関企業に行かなければならないという見えない呪縛にあって、本来適正のない業界を受けて落ちて就職留年する人々」が増えていることではないだろうか。

また、仮に大企業・難関企業に入れたとしてもそのうちの何割の人間が、仕事内容や職場に満足しているだろうかはなはだ疑問である。

大企業・難関企業=働きやすい会社というのは間違っている。
日本でいちばん大切にしたい会社1,2という本に取り上げられている会社に、古くからある大企業・ブランド企業は一社も無いという事実もある。

もちろんこれだけで全体を語ろうとは思わないが、エリート意識や先入観を取り払って、フラットに色々な会社を見てマッチングを図るのが本人にとっても会社にとっても一番良い。

何度も言うように、就活は手段であって目的ではないのだから。


4点目のブランドに関して。

僕自身ブランドがあることで、余計な手間が省けるということを経験したし、入り口としては東大ブランドは非常に便利だ。家庭教師の給料だって、東大だけ桁違いに高いし、研究費を取ってくるにも東大は有利だ。

けれど、ブランドが便利なのはあくまで入り口だけであって、中身はフラットに判断される、むしろブランドがあって期待値が高いほど、実務ではより厳しい目で見られる。

そして落とし穴もある。ブランドで仕事をさせてもらっているにも関わらず、それが個人の実力だと勘違いしてしまうこともある。

少し話がずれてしまったが、僕個人の意見に関しては、一流大学のブランドは今の日本社会である程度担保されているので、それ以上にブランドを求める必要はそんなにないということだ。

ホリエモンも確か
「東大を出て大企業に行くのは勿体ない、ブランドのない学生は大企業に行くべきだ」ということを言っていたはずだ。

転職市場におけるブランドの実情はこちらの記事にまとまっていますので、参考にしてみてください。



以上になります。

反論や批判など建設的な意見は大歓迎ですが、揚げ足取りや上から目線での誹謗中傷などはお互いの時間の無駄なので辞めて頂けると幸いです。
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| 就職活動 | 02:07 | comments:4| trackbacks:0| TOP↑ | はてなブックマーク - 難関企業に行けばいいという無責任さ

COMMENT

難関企業という言い方がちょっと変な感じがします。エントリには書いていないけど、よく使われる就職偏差値も意味がわからない。そもそも偏差値というのは集団の中でどのくらいの位置にいるかというもので、大学には偏差値はありません。この辺の位置なら例年なら○○大学は合格の可能性が高いというものです。大学入試は一応公正に行われますが、企業の採用試験はブラックボックスです。

さて、これは高校・大学受験のときもよく言われたのですが「プライドが高い」みたいに言ってくる人がいました。でも違うんですよ、虚栄心を満たしたいから有名大学を受けているわけではなくて、よい環境で勉強をしたいから受けているのです。高校だって竹刀を持った教師が巡回しているような高校は嫌だった。面白そうな人がたくさんいて、そういう人と一緒に高校・大学生活を送りたかったわけです。
一例を挙げると、本日発売の本ですが

http://www.amazon.co.jp/dp/4839931992

の著者情報

  著者について
  秋葉拓哉(Takuya Akiba)
  2007年、東京大学に入学 プログラミングコンテストではiwiとして活躍 主な戦績はTopCoder Open 2009での9位など

  岩田陽一(Yoichi Iwata)
  2007年、東京大学に入学 プログラミングコンテストではwataとして活躍 主な戦績はGoogle Code Jam 2009での3位など

  北川宜稔(Masatoshi Kitagawa)
  2007年、東京大学に入学 プログラミングコンテストでは kita_masa として活躍 主な戦績はICPC World Finals 2010での16位など

こういう人が東大にはたくさんいます。そういう人が身近にいる環境を求めていました。ところが、これはなかなか理解して貰えない。誤解を恐れずに言うと、理解しない人は大学で何を勉強するかに関心を持たずに目前の課題を乗り越えるために受験勉強をしてきたのではないかなと。

同じ流れが就職でもあるのは食傷気味ですらあります。40年ほど仕事をするかも知れない仕事を単に時間の切り売りにしたくない、というのが少なくとも自分にとっての仕事選びでした。ただね、どうしても組織の力というのがありますから、そうした基準で選ぶと自ずと大企業志向になり、そういう職場に行くと仕事や同僚に恵まれる期待値が高いのです。難関大学だから東大を目指すのではないように、大企業だから○○(大企業名)を目指すのではないのです。大企業でも稼ぐシステムを確立しているだけの肥大化した組織はおいらには不適です。

おいらも難関大学の学生を統計的に十分な数を知っているわけではないのですが「難関大学に入ったから難関企業に行かなければならないという見えない呪縛にあって、本来適正のない業界を受けて落ちて就職留年する人々」はそれほどないと思うのです。おいらの周りでは単に面白い仕事をしたいという動機で仕事探しをしています。

日本でベンチャーを目指さない理由もやはり同様で、日本ではベンチャーに行っても面白そうな環境がないからです。もしアメリカのベンチャーを視野に入れるなら、創業まもないベンチャーの扉を叩くことはやぶさかではありません。

まとめますが、難関大学だから難関企業という発想をしている人が多いという主張はおいらの実感とは異なります。実のところ、難関企業志向ってどのくらいいるのでしょうか?いたとしても受験勉強を頑張って入学してきた人が中心ではないかな。

| にーと | 2010/09/11 11:27 | URL |

先日「東大の理系院なら本線ルートを志望すればさして苦労せずそれなりの所から複数内定が出るのでは。これもスペックで相手を判断してることになるのですかね」とコメントしたものです。言葉足らずなコメントで誤解を与えたかもしれませんので、正確に書かせて頂くと「東大理系院というスペックがあれば所謂大企業からでもスムーズに内定が出るでしょう」というのは私(や世間)が東大生を偏見や固定観念で見ていて、そのような良い大学→有名企業という安易な先入観に対してアンチテーゼを主張してますね。という意味でコメントしたつもりです(全然違うか)。気分を悪くされたらすみません。
今回も仰ってることは当たってると思いますよ。落合信彦世代の者としては「有望な若手が出てきたな」という所ですね。ただ、無駄に敵を作らないように、ちょっと気をつけた方がいいかもしれません(笑)。

| 通りすがり② | 2010/09/14 01:46 | URL |

Re: タイトルなし

> 難関企業という言い方がちょっと変な感じがします。エントリには書いていないけど、よく使われる就職偏差値も意味がわからない。そもそも偏差値というのは集団の中でどのくらいの位置にいるかというもので、大学には偏差値はありません。この辺の位置なら例年なら○○大学は合格の可能性が高いというものです。大学入試は一応公正に行われますが、企業の採用試験はブラックボックスです。

仰る通りです。
大学受験のパラダイムはそのまま就職に当てはまらないと思います。


> さて、これは高校・大学受験のときもよく言われたのですが「プライドが高い」みたいに言ってくる人がいました。でも違うんですよ、虚栄心を満たしたいから有名大学を受けているわけではなくて、よい環境で勉強をしたいから受けているのです。高校だって竹刀を持った教師が巡回しているような高校は嫌だった。面白そうな人がたくさんいて、そういう人と一緒に高校・大学生活を送りたかったわけです。

これは僕は納得ですよ。一流大学には事実、面白い人の割合が多いのも事実だと思います。
1点捕捉すると、プライドが高くても良いかなと。プライドを誇示するのは問題ですが、あるものは仕方ないので自分の中でうまく消化する方法を模索するのが良いと思っています。


> 一例を挙げると、本日発売の本ですが
> こういう人が東大にはたくさんいます。そういう人が身近にいる環境を求めていました。ところが、これはなかなか理解して貰えない。誤解を恐れずに言うと、理解しない人は大学で何を勉強するかに関心を持たずに目前の課題を乗り越えるために受験勉強をしてきたのではないかなと。

目前の課題を乗り越えるための受験勉強が必ずしも悪だとは思いませんが、ニートさんの考えはとても立派だと思いますよ。


> 同じ流れが就職でもあるのは食傷気味ですらあります。40年ほど仕事をするかも知れない仕事を単に時間の切り売りにしたくない、というのが少なくとも自分にとっての仕事選びでした。ただね、どうしても組織の力というのがありますから、そうした基準で選ぶと自ずと大企業志向になり、そういう職場に行くと仕事や同僚に恵まれる期待値が高いのです。

> 日本でベンチャーを目指さない理由もやはり同様で、日本ではベンチャーに行っても面白そうな環境がないからです。もしアメリカのベンチャーを視野に入れるなら、創業まもないベンチャーの扉を叩くことはやぶさかではありません。


ここらへんは大変有益な示唆をありがとうございます。
・組織の力は否定しませんし、大企業に優秀な人材が集まっているのは現状では納得です。
・ただ、大きな組織では往々にして組織の論理が個人の論理よりも大事にされます。そして権威というものは、真実を隠すことが得意です。アインシュタインも"Blind belief in authority is the great enemy of truth"と言っています。

だから僕は、個人で勝負したければ大きな組織よりも、優秀な人の多い小さな組織に行くべきだと思います。
これからは新しい時代・不確実性の時代に入り、新しいものにどんどんチャンスが生まれる世の中になると思います。

そして日本のベンチャーも面白い会社はありますよ。決してアメリカのシリコンバレーに比べたら数は少ないかもしれませんが、世界で勝負しているベンチャーもたくさんあります。


> おいらも難関大学の学生を統計的に十分な数を知っているわけではないのですが「難関大学に入ったから難関企業に行かなければならないという見えない呪縛にあって、本来適正のない業界を受けて落ちて就職留年する人々」はそれほどないと思うのです。おいらの周りでは単に面白い仕事をしたいという動機で仕事探しをしています。

そうですか。僕も統計を取ったわけではないですが、僕の周りでは圧倒的にそういう人が多いですね。
業界だけに限らず、業界の中でも大きな会社に入ることを目的にしている人ばかりですね。


> まとめますが、難関大学だから難関企業という発想をしている人が多いという主張はおいらの実感とは異なります。実のところ、難関企業志向ってどのくらいいるのでしょうか?いたとしても受験勉強を頑張って入学してきた人が中心ではないかな。

難関企業というか、大企業という発想をしている人は圧倒的に多いと思います。
東大入ったのに、中小企業・ベンチャー行くなんてもったいないという雰囲気がいまだ強くあるのが僕の実感値であって、もしかしたら学部や学科レベルでは雰囲気が違うかもしれません。
(情報系の学部などはそういった傾向がないような気がします)

ニートさんの周りにどのような方(専攻や性格など)が多かったか教えていただけたら助かります。
建設的なコメント、まことにありがとうございました。

| ハナ | 2010/09/14 17:16 | URL |

Re: タイトルなし

通りすがりさん

> 先日「東大の理系院なら本線ルートを志望すればさして苦労せずそれなりの所から複数内定が出るのでは。これもスペックで相手を判断してることになるのですかね」とコメントしたものです。言葉足らずなコメントで誤解を与えたかもしれませんので、正確に書かせて頂くと「東大理系院というスペックがあれば所謂大企業からでもスムーズに内定が出るでしょう」というのは私(や世間)が東大生を偏見や固定観念で見ていて、そのような良い大学→有名企業という安易な先入観に対してアンチテーゼを主張してますね。という意味でコメントしたつもりです(全然違うか)。気分を悪くされたらすみません。

いえいえ、そういった意味だったのですね。
僕の主張はまさにおっしゃる通りです。


> 今回も仰ってることは当たってると思いますよ。落合信彦世代の者としては「有望な若手が出てきたな」という所ですね。ただ、無駄に敵を作らないように、ちょっと気をつけた方がいいかもしれません(笑)。

ありがとうございます。笑
そうですね、確かにちょっと言葉使い等がまだまだガキでしたね。気を付けます。
コメントありがとうございます。

| ハナ | 2010/09/14 17:18 | URL |















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