Creative Life

酒とバスケをこよなく愛する戦略コンサルタント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-)| trackbacks(-)| TOP↑ | はてなブックマーク - スポンサーサイト

≫ EDIT

短時間で飛躍的に中身が身につく読書術

短い時間で効率良く本の内容を理解したい…ってのはたぶん現代の知識社会で生きる多くの人の欲求であり、そのための方法論が載っているいわゆる「読書術」系の本が流行ってますね。(もう流行は下火気味??)

だいたい、その本たちの要点は以下

・まずは目次を読んで、全体像を理解する
・要点のみを書いた読書メモを書いて見直す
・同じ分野の本を横並びに比較して読む
・ブログ等にアウトプットする
・・・
などなど。

はっきり言って、そのどれもがほとんど時間対効果が薄いっす。
特に読んだ後に付箋を貼っておいて、メモを取るなんてやってみたけど、ずぼらな僕にとってはとっても面倒で挫折してしまいました。。
(こんなこと言ったら著者さんに殺されそうだけど…)

んで、時間対効果が薄い理由は簡単で、自分の頭に汗をかいていないから。単なる作業に終止しているから。

このエントリでは、僕なりの「最も効率良く本の内容が身につく方法」を書いてみます。
説明+1冊具体例を挙げてみましたので、どうぞ。


このやり方を一言で言うと、
「自分の頭の中に予め設定した論点に対して本の中から解を探す」ということです。少し高度になると「自分の頭の中にその論点に答えるためのフレームを作ってそれを本によって埋める」ことです。

はい、何言ってるかさっぱりですよね。笑


というわけで早速具体的な説明に入っていきましょう。

Step 0 本のタイトルだけを見て、論点を考える

実は、このステップ0が最も大事で、(僕が読んだ限り)どんな読書ハウツー本にも載っていない。
目次から入ってしまうと、著者のフレームワークで整理された内容を咀嚼して飲み込むだけになり、自分の頭を使わないで理解した気分になってしまう。

だから、目次は見ないで、タイトルだけ見て「もし自分がこのタイトルで本を書くとしたら、何を論点にするか(=どんな目次で何を書くか)」を考えてみる。出来れば論点に対する仮説まであるとGOOD.

時間があれば、A3の紙1枚で書きだしてみてもいいし、その事柄に関して、ネットで情報を取ってきてもいい。
別に時間がなければ、頭の中でやっても構わない。

とにかく、全く不完全でもいいから、自分なりの論点を洗い出し、出来ればその論点に答えるためのフレーム(目次)を考えてみる。いきなり論点とかフレームとか分かりずらかったら、そのタイトルから想起されるものを考えてみる。もちろん具体例も。

これ、思考力を鍛えるのに極めて役に立ちます。きちんとやったらむっちゃしんどいけど。


Step 1 目次を見て、論点の漏れを探す

次に、ようやく目次を見ます。だいたい章立てしてあって、色々なことが書いてある。
この時に大事なのは、「自分が設定した論点とフレーム」と「本の目次」を照らし合わせて、「全く漏れていた論点」と「同じような論点のこと」を見つけ出すことです。

細かく章立てしている本に関しては、「この章ってこの論点に答える一部分のことだよね」とか、この具体例ってたぶん〇〇のための事例だな」とかを考えること。

つまり、ここでの作業を端的に言うと、本の目次を紐解いて、自分の頭の中にあったフレームに書き加えたり、書き換えてしまう作業です。

平たく言うと、本の内容を自分の頭用にカスタマイズするってこと。


Step 2 軽重をつけて本文を読みながら論点に答えて行くく

ここまでくればあとは結構簡単。要するに頭の中にある論点の答えを探して行くだけ。時間がないときは論点の解を探せばいいけど、時間があるときは具体例とかそれをサポートするファクトまで実際に読み込む。

ま、平たく言えば軽重をつけて本を読むってことですね。だいたいのハウツー本は、目次読んで軽重つけて読むって書いてあるけど、大事なのは「何に答えるか」まで考えてから軽重つけて読むってことです。

だいたい自分の考えと一緒だなってところはサラっと、特に漏れていた点に関しては、じっくりと読み込む。

ここで敢えて大事な点を挙げるとすると、本の目次のフレームで理解するんじゃなくて、自分の頭の中のフレームで理解すること。あ、この話って結局この論点が言いたいんだよね~みたいな。


Step 3 本のテーマについて自分の言葉で語る

ここまで来ると「本の内容を自分の頭の構造に組み替えてインストールした」状態になります。

ここで大事なのは、アウトプットです。別にブログに書いてみてもいいし、1分間でそのテーマに関して語ってもいいし、必要に応じて。だいたい頭の中ですますか、友達とのランチで適当に文脈に合わせて話したりするか。いや、嘘だ。滅多にしないけど。

結局、大事なのは、そのテーマについて、自分の言葉で語れる状態が作り出せるということです。

*メモとかの取り方

これも至って単純なルール。「絶対に読みながら取る」です。

だいたい、本読みながら片手でiPhone操作してフリック入力でEvernoteに取り込みます。本の端を負っておいて、後からメモを書き直すとか絶対に無理です。(少なくとも僕は)

ただ、良書の場合二回三回って読み直すから、本の端は負ったりチェック入れたりはしますけど。




ということで、ウンチクはこんくらいにして実際にやってみました。今日は本屋でうろうろしてて面白そうだった、こちらの本。


アナロジー思考アナロジー思考
(2011/07/28)
細谷功

商品詳細を見る



Step 0 本のタイトルだけを見て、論点を考える

頭の中
(うーーーん、アナロジーかー、類推って新卒コンサルが価値出す上でめっちゃ大事だよな。そういえば、珪藻の構造からアナロジーを効かせて、パリのエッフェル塔が出来たんだっけか。それはインスピレーションかな?福岡伸一さんの本にランゲルハウス島とどっかの砂漠の上空写真が似てるみたいな話があったな・・・)

とかだいたいこんな感じで考えつつ、論点を出してきます。出てきた論点と思いつきの仮説、アイディアなんかは以下。(あんままとまってないです)

そもそも、なぜアナロジーが必要か(Why)
ー新しいアイディアが欲しい
ー未知のことがらを類推出来る?(物事の構造が早く分かる、あまり分からないことでもなんとなく意見が言える)
ーより世界を簡単に理解出来る
ー引き出しが増える(少ないメモリでOK)

アナロジーって何か、どんなアナロジーがあるか(What)
ー同じレイヤーでの横比較(業界と業界、構造と構造、など)
ータテのアナロジーってあるの?(○○が何かの縮図となっている、みたいな)
ービジネスの世界とサイエンスの世界ってアナロジー効きそう?
ーアナロジーとインスピレーションって近い概念?

どうやってアナロジーを見出すか(How)
ー物事を抽象化して、類型を探す、一段上のレイヤーを考える
ー常にこの構造は何か、類似はないかを考えておく
ー歩きながら、リラックスしながら
ー本屋とか、色々な思考が凝縮された本のタイトルとか見てるとひらめく?
ーブログとか読んだりする

ここまでで、だいたい10分くらい。


Step 1 目次を見て、論点の漏れを探す

参考までにこの本の目次を。小目次もあるけど割愛。

第1章 アナロジーとは何か、なぜ重要なのか
第2章 アナロジーのメカニズムを解明する
第3章 アナロジーの基本は「構造的類似点」を探すこと
第4章 アナロジーに必要な抽象化思考力
第5章 科学やビジネスに応用されるアナロジー
第6章 アナロジー思考力を鍛えるためにf



あ、以外と考えていたことと一緒じゃん、と。
1章→What Why
2章→漏れてる
3章→How
4章→What の一部
5章→How

というわけで、小目次も見た上で、漏れていた論点は以下
・アナロジーってどんなメカニズムなの?
・価値の高いアナロジーはどうやって見つけ出すの?

Step 2 軽重をつけて本文を読みながら論点に答えて行くく

今回はだいたいここまでをちゃんとやると30分くらいかな。もちろん本の内容にもよっても結構違うけど。時間なければ高速で5分くらいでここまでやっちゃうこともあります。

さて本を読んでみると、色々とおもしろい発見が。かばんと予算管理の事例とか結構面白かったな。
だいたい、本を読んだ後に書き下すとこんな感じ。赤が後から加わった部分。

そもそも、なぜアナロジーが必要か(Why)
・アナロジーの3つの目的:新しい発想、自分の理解、他人への説明
ー新しいアイディアが欲しい←新しい発想
ー未知のことがらを類推出来る?(物事の構造が早く分かる、あまり分からないことでもなんとなく意見が言える)←新しい発想+自分の理解
ーより世界を簡単に理解出来る←自分の理解
ー引き出しが増える(少ないメモリでOK)←他人への説明


アナロジーって何か、どんなアナロジーがあるか(What)
・アナロジーとは?そのメカニズムは?
ー借りる力/アプダクション(厳密でない類推)
ー一見遠そうに見えるけど、実は近いもの
ー認知科学でいうスキーマと呼ばれるテンプレートのようなもので未知のものを理解しようとする、これがアナロジー発想のイメージ。


・どんなアナロジーがあるか
ー同じレイヤーでの横比較(業界と業界、構造と構造、など):表面的な類似と構造的な類似の2種類
ータテのアナロジー:縮図の話
ー全く違うレイヤーのアナロジーとして
 物理と精神、組織と個人など
ー歴史は繰り返す、のような「時間軸」でのアナロジーもある

ーアナロジーとインスピレーションって近い概念?←本書に答えないけど、たぶんP26でいうアートに近い概念がインスピレーション?)

・アナロジーの価値は何で決まるか?
ー貸借距離がアナロジーの価値を決める


どうやってアナロジーを見出すか(How)
ー物事を抽象化して、類型を探す、一段上のレイヤーを考える:予算管理とかばんの例
ー双方向から考える、極論(尖った具体的事象)を考える
ー常にこの構造は何か、類似はないかを考えておく
ー歩きながら、リラックスしながら
ー本屋とか、色々な思考が凝縮された本のタイトルとか見てるとひらめく?
ーブログとか読んだりする

+α
・アナロジーは厳密なファクトではないので、論証したことにはならない点に留意が必要
・全く新しい分野(Ex アインシュタインの相対性理論、などはそもそも世の中に存在しない新しい概念/スキームを作り出すため、アナロジー思考を応用することが難しい。というかほぼ無理?)

ざっと、こんな感じですかね。
(ちなみに、読みながら、本気で厳密に構造化したらたぶん丸一日かかります。今回は、まぁこれだけ押さえてれば大事なとこ押さえたし、あとはちょっと考えれば構造化出来るよね、レベルで留めてます。だからここに書いてあること全く粒度違うじゃんとかいうツッコミはなしで。)

まぁ、本を読んでいただければ分かると思いますが、本の目次と対応せずに、色んな箇所から自分の頭のフレームに合わせてひっぱってきてます。


Step 3 本のテーマについて自分の言葉で語る

これは上でがっつり書いたことを話すなり何なりすれば良いっす。
1分バージョンと5分バージョンと30分バージョンでだいたいどんなこと言うか、みたいなの考えとけばオッケー。

ちなみに、この本はだいたい1、5時間~2時間くらいで終わり。ブログ書いた時間合わせると4時間くらいかな。これで、アナロジーに関しては(大枠は)多少は語れそうです。あとは必要に応じて、細かい点(例えば、ビジネスにおけるアナロジーの種類、P170くらいから)をきちんと読んで租借すれば良いかなと。

最後に自分に対する示唆として、こんなことを意識しよう、みたいなのを一言で。
ちなみに僕は「出来るだけ貸借距離の遠いアナロジーを効かせるために、常日頃から物事を抽象化して考える」ってとこですかね。




というわけでいかがでしたでしょうか。これ、ビジネス書と新書はだいたいいけます。

間違っても小説でやらないこと。あと、難解な哲学書や歴史書などは、さすがにタイトルだけから考えることは難しいので、目次を読んでから自分で考えるなど、ある程度カスタマイズしても良いと思います。

まだ全てのジャンルの本について試したわけではないのですが、今後色々と試してカスタマイズしてまとめられたら、この思考体系で本1冊くらい書ける気がしてきました。

出版社の方、どうでしょうか?笑

もう少し大きな語り口で言うと、これって結局ある1つの概念なり事象に対して情報を集めて示唆出して自分の言葉で語るっていうコンサルのワークとほぼ一緒なんですよね。それを本バージョンにした感じ。

まぁ少しでも参考になれば。
スポンサーサイト

| 情報管理 | 17:27 | comments:0| trackbacks:0| TOP↑ | はてなブックマーク - 短時間で飛躍的に中身が身につく読書術

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://chaperone.blog36.fc2.com/tb.php/220-e0c531b9

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。